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充電. (11/25/2004)
 そういえば,最近「ニカド電池」って聞きませんね.いつの間にか「リチウムイオン電池」が主流になっています.というわけで充電の話.ちなみに全部受け売りです.

 いま,たぶんほぼ全ての携帯電話とかノートパソコンとかに使われている充電池はリチウムイオン電池です.リチウムイオン電池が何かっていう話は理系の話なんで無視しますが,ニカド電池についていうと,「メモリ効果」ってのがあるそうです.このメモリ効果というのは,たとえば残量80%の状態で充電すると,電池は,「充電したってことは,もうやばかったんだな.ってことは充電した時点が空(0%)の状態なんだな」と勝手に認識して,100%に継ぎ足し充電しても,つぎに80%まで低下した状態で「空になった」と見なしてしまう現象だそうです.このメモリ効果が起きないというのがリチウムイオン電池のメリットの一つのようです.

 だけど,リチウムイオン電池にもデメリットがありまして,‘フル充電-フル放電’を約500回繰り返すと,充電できる量がだいたい80%ぐらいまで低下してしまうようで,これがいわゆる「ヘタる」という,いかにも新語って感じの状態なわけです.

 実のところ,リチウムイオン電池は‘充電-放電’の過程では,理論上は物質的な劣化がないそうです.だけど,えーっと,略.とにかくやっぱり劣化するわけです.

 んで,劣化を食い止めることはできないけど,ちょっとでも遅らせることはできるわけです.要するに,長持ちのコツです.一つは,これは留意する点なんですが,「高温の環境におかない」.夏の車内(約60度)に起きっぱなしにするとまずいわけです.

 あと,「過充電しない」こと.過充電とは,100%まで充電した後も,充電器を差したままにして充電し続ける状態にすること.いまのだいたいの充電池は「トリクル充電」と呼ばれる方式を採用していていまして,このトリクル充電とは,回路が単純にできるという反面,100%になっても充電し続けてあふれてしまう(決して105%とかになるわけではありません)特徴を持っています.その負荷が劣化を誘うわけです.ちなみに,「フロート充電」というのも使われはじめていて,これは回路が複雑になってしまう反面,急速充電が可能で,寿命も長く,過充電が起こらない特徴があるようです.自動車のバッテリもトリクル充電ですが,一部の高級車はフロート充電を採用しはじめているそうです.

 というわけで,大事なことは,充電が完了したらさっさと充電器から外すこと.あと高温の環境を避けること.高温の環境下におくことがやむを得ない場合はありますが,それでも,間違っても高温の環境下で充電しないこと.状況が悪ければ,最悪,爆発するそうです(マジで).最近は車のバッテリーを使って,シガーライターのソケットから電気を供給して充電するパーツもあるわけですから,ありえないともいえません.ノートパソコンも,家で使うときでも100%になったら電源コードを外したほうが長持ちするわけです.まあ全くモバイルを想定していないんなら電源コード差しっぱなしでも良いですけど.

 昔,ニカド電池が主流だった頃のイメージがいまだに強く,携帯の充電も1コになってはじめて充電しています.これは習慣ですね.もちろん,毎日帰宅したらすぐに充電器を差すんでも,不都合はありません(たぶん).ただし,充電が完了したら(たぶんなんか音が鳴りますよね)すぐに充電器を外すこと.

 ニカド電池(ニッケル-カドミウム電池)っていうと,なんかPanasonicってイメージがありますね.1本で500本分保つ!とかいったふれこみで,興味を持ったもんです.ゲームボーイも,電池を気にせず遊べるなって(まあ別売りの専用充電器もありましたけどね).懐かしい.
by gesetz11 | 2004-11-25 23:40 | 裏「つぶやき」
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